#30 三連休。つらい思い出は忘れるもの。
数年前、小6を担任していた時のことです。
秋の三連休。放心状態でした。
三連休前に行った修学旅行で、子どもたちの態度がひどく悪かったからです。
つらい2日間の修学旅行でした。
子どもたちにとっては一大イベント。楽しみにしていたと思います。私もできる限り、子どもたちの思い出になるように、努めるつもりでした。
しかし、担任教師として、見逃せないこともあります。指導しないといけないこともあります。私が指導をすれば、楽しい雰囲気が崩れることは承知しています。葛藤を重ねながら、子どもたちに指導しました。しかし、私の力は及びませんでした。
担任になった春から頑張って学級づくりをし『学び合い』を実践してきました。
思うようにいかないことばかりで、時間と根気を要しましたが、少しずつ学級によい変化は見られました。
1学期の終わりから、修学旅行を迎えるまで、子どもたちを信じ、語り続けました。
そして・・・残念な結果でした。
裏切られたという気持ち
自分の力不足を反省する気持ち
いったいどうしたらいいんだと。なす術なしという諦めの気持ち
そのような感情が渦巻いて、放心状態になりました。
はじめて担任を続ける気力を失いました。
#31につづく