#47 おにT
昨年度担任していた学年の教室に代替で入りました。担任がいないからか、子どもたちが口々に「おにTがさー」「おにTのときさー」と昨年度のことを話します。出てくる話のほとんどが「面白かったこと」です。一緒になって笑いました。
正直言って、昨年度は教務と担任の兼務がしんどすぎて、担任業務は最低限しかできなかったと思います。ただ今になってみて、最低限だったことが逆に、余計なプレッシャーなく子どもたちと関われたのかもしれません。
人間、不思議なもので苦しい時のことは忘れてしまうけれど、楽しいこと、喜んだことはよく覚えているようです。今、学級担任から離れた立場だからこそ、子どもたちの存在とつながり、思い出がかけがえのないものだと気づきます。
でも、ここで留まっていれば、学級担任時代と同じ。一人でも二人でもいいから『学び合い』をはじめとした子ども主体の実践に関心をもってもらえることが僕のミッションです。