おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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頑張ればそのうちいいことがある。

先日、昨年度担任していた子どもの保護者に声をかけられました。

 

「うちの子が、先生の話をよくするんです。『学び合い』はよかったって。そして、将来学校の先生をやってみたいと言っていました。将来の話をするのは初めてだったので、驚きました。先生に直接お伝えしたいと思い、今日声をかけました」

 

わざわざ声をかけてくれたこと、子どもの成長を共有できたこと、とても嬉しく思いました。

兼務しながら頑張った担任生活が報われた気がしました。

「教師冥利に尽きる」とはこのことを言うんだろうなと思います。

 

僕がその子にしたことといえば「受け入れた」「面白がった」「励ました」でしょう。

 

あくまで私の想像ですが

 

「おれ、そこそこできるかも」

「クラスの仲間と一緒に学べるって楽しいな」

「みんなに見てもらえるって嬉しいな」

 

そんなことを感じてくれたんじゃないかなと思います。

 

その子にとっては、今までの学校生活と比べて、居心地のよい学校生活だったんでしょう。その子は『学び合い』がよかったと言っていたそうですが、私はそれよりもその子を受け入れたことの方が大きいのではないかと思います。そしてその子自身や周りもその子を受け入れた。

 

今までの私は教師として「指導する」「厳しくする」ことが多かったと思いますが

昨年度は、かなり少なかったと思います。

 

教務との兼務ということで、担任業務に力を注ぐことが物理的にも精神的にも難しかったからでもありますが、かえってそれがよかった面もあったと思います。

 

つまり教師として「指導する」「厳しくする」よりも「受け入れる」「励ます」といったことを大事にする方がよいということが、兼務をしたことで分かりました。そうであるならば、もう一度担任業務をやってみたいという気持ちにもなります。

 

教師人生で一番大変だったと思う昨年度が、こんな形で自分のプラスに変わるとは思いもしませんでしたが、これもまた教師冥利に尽きるというところでしょうか。

 

今日も頑張れそうです。