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低学年が苦手

低学年が苦手

1、2年生を担任してきて(担任している子どもたち、保護者の方には申し訳ありませんが)

「低学年苦手だなあ」と感じることが今までに何度もありました。

 

しかし、その「苦手」とはなんなのか、自分でもよくわかっておらず、ずっと考えてきました。

そして今週、その答えが見えてきたように思います。

 

今週は、自分でも驚くくらい、毎日気持ちよく過ごせました。

「イライラしない」のです。

 

冗談で、「今週の先生はこわくないよ〜」なんて子どもたちに言っていたのもありますが、

決して意識してイライラをなくしているのではなくて、本当にイライラしないんです。

(今までどんだけイライラしてたのよ・・・)

おそらくこの「イライラ」が私の「低学年苦手」の根源だったのではないかと思います。

そして、その「イライラする自分への嫌悪感」も「低学年苦手」の要因だと思います。

 

私はこの「イライラ」をおさえるために、相当努力したと思います。

毎日、笑顔をつくる練習をしたり、

自分の行動をふりかえるチェックシートをつくったり、

付箋に自分が心がけることを書いたり、

家に帰って、冷静に自分の言動をふりかえったり、

でもうまくいかない。

 

「イライラ」する要因はだいたいわかっています。

だから避ける方法も見出しました。

でもうまくいかない。

 

余裕があることもとても大事なので、授業準備もしっかりやりました。

でも、やっぱりうまくいかない。

 

本当にこの「イライラ」をなんとかしたかったんです。

そして、隣の先生や、先輩の先生たちのように子どもたちの前でニコニコしていたかった。

でもうまくいかない。そんな繰り返しでした。

 

 

だから、私にとって、「イライラしない」今週は、本当に意外というか、

なんでだろうか、ずっと不思議に感じました。

ずっと、考えていた結果、一つの仮説が生まれました。

 

「子どもたちが変わったんだ」と。

じゃあどう変わったのか。

おそらく「会話が成り立つ」ようになったからではないかと思います。

 

以前までは、

「なんでそんなこというの?」

「またワーワーやっているよ」

「さっきいったじゃん」

こんなこと言うの、するの、低学年なんだから、当たり前だというのは、

理屈ではわかっているのですが、感情がついていかない。そして「イライラ」になる。

だったのではないかと思います。

 

しかし、最近子どもたちと会話が成立します。

私の言わんとしていることを、理解しようとしてくれますし、

冗談も通じます。何か問題があった時も話ができるし、子どもたちが言うこともちゃんと理解できます。

 

ああ、そうか私は「会話が成立したかったんだ」ということに、今更ながら気づきました。。

つまり、私の根底に「話を聞いてほしい」という欲望があるんだと思います。

そしてそれが満たされれば、心惑わすことがない、そうなんだろうと思います。

 

まあ、子どもたちにとっては今までの時間は大変いい迷惑だったんだと思います。

先生が勝手にイライラしていたわけですから。本当に申し訳ない。

 

でも今、その分の取り返しではないけれど、子どもたちとニコニコして過ごせることができています。

本当にありがたいかぎりです。子どもたちも、ほどよく私と話して、ほどよく冗談を言って、

あとは自分たちでなんとかやっています。私は時々しゃべればそれですみます。

 

まだ、終わってないけど、本当にいい勉強になった低学年の2年間でした。

あとは、いい終わり方を考えていきたいなと思います。

そして、私を低学年の担任にするのは、もうないかな・・・。子どもたちに申し訳ないもの。

低学年が合う先生にお任せします。いや、もちろんお願いされたら低学年も担任しますよ。

でもオススメはしません。