おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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やり方・考え方・在り方・生き方③

 

f-manabiai.hatenablog.com

 

①にも書きましたが

今まで自分が悩んできたのは「在り方」だということ

にも気づきました。

 

 

低学年を担任している時、私は毎日自分の不甲斐なさに、落ち込み悩んでいました。

 

「子どもは有能である」

「学校は、多様な人と折り合いをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、 より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場」

 

この二つの観のことは分かっているつもりなのに、それを教師である自分自身が子どもたちに伝える身なのに、どうしてもできない。

 

ふとした時に、イライラしている自分

子どもを追い立てている自分

多様性を認めるとかいいながら、型にはめようとしている自分

 

そういう自分が嫌で、自己嫌悪を繰り返していました。

 

f-manabiai.hatenablog.com

 

 

おそらく「やり方」で言えば、かなりのレベルのことをやっている自信がありました。

しかし、「在り方」が伴っていない。

結果、子どもたち不在の「教師がやりたいことをやっているだけ」の実践を続けていたと思います。ある時、『学び合い』の会で「おにさんは、いったい何をやっているの?」と言われたことがありましたが、まさにその通りです。

 

一方で、『学び合い』の会に常時メンバーの先輩の授業を見にいくと、子どもたちの雰囲気が

「あたたかい」と感じました。私は、これこそ「『学び合い』のクラスだ」と思いました。

そして、このようなクラスを作るのは、教師というか、人としての「器」だろう、と感じました。『学び合い』の考え方、在り方、生き方を突き詰めた姿、とも言えるでしょう。

 

私には5年10年で到達できるレベルではない、と感じました。

 

その後も、「ああ、だめだ自分」と「少しはマシになったかな」を繰り返して、今に至ります。『学び合い』を実践することって、こういうことなのかな、とも思います。

そして、ゴールがない。

 

ある方が、「虹を目指すようなもの」と言っていました。

その通りだな、と思います。目の前に見えている虹をひたすら追い求める。

掴むことはできないけど、進み続けることはできる。

 

『学び合い』を実践するって奥が深いなあ。

 

 

終わり