宿題のこと
「宿題」について、改めて考える機会になりました。
教員11年目の私の「宿題」の変遷
○主にしたこと
●課題
1年目
○漢字ノートに1ページ練習。お手本を毎回わたして、それを真似させる。
毎回花丸と3種類のスタンプを渡すことにした。
●昼休みも丸つけに追われることになる。スタンプの基準を知りたいと親から言われる
2年目〜7年目
○漢字ノートに1ページ練習。花丸は、よーーーーーしとつなげて何個とれたか、ためられるようにした。
●毎日花丸を取ろうとする子と、別にいいやって子に分かれる。ノートの練習≠テストの点数
8年目(1年生)
○プリントの表裏 漢字、音読、自由が表 裏に計算練習
●印刷が大変 終わったプリントの整理が大変 裏の計算の丸つけが大変
9年目(2年生)
○漢字ノートの練習にお手本をつける。半分は「自由コーナー」にする。
自由コーナーで、子どもたちとのやりとりをすることができた。
○3学期の終わりに「自学」を行う
10年目(5年生)
○毎日連絡帳に、何の家庭学習をするか決めて、それがどうだったかふりかえる→点検。
○漢字スキル(ドリル)を3週間で終わらせる
○漢字、計算、自由をうまく組み合わせて見開き1ページを「家庭学習」とする
○必ずするべき課題を「宿題」とする
○音読は暗唱、翌日の朝の会で読み、木曜日に点検→学期に20近くの暗唱分ができた
○家庭学習カードを作り、毎日計画とふりかえりを書かせていた
●SABCの評価をしていたが、SとAの差がわかりにくく大変だった。もっと明確な評価がよかった
●「自学」がいいかげんになる子への関わり方
●点数が取れない子への関わり方
9年目に自分が今までやってきた「宿題」ってどうよ、意味あるの?と思うようになり、10年目で色々改革。集大成かな。「けテぶれ」にもチャレンジしたけど、浸透しなかった。あくまでも方法の一つとして扱わせていただいた。
10年目は家庭学習も含めて、自分がどんな子を育てたくて、どんな実践を行えばいいか、
あらゆる教育活動において一貫としてきたように思う。また、時間がない、制約がある、というものも試行錯誤をくりかえして、折り合いをつけられるようになった、と思う。