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備え

台風10号が去りました。

窓ガラスが割れたり、停電になったり、水没したりることも想定して準備をしていましたが、

幸い、私の家はそこまで大きな被害を受けることはなかったです。

 

この「備えておく」という意識は、今年の緊急事態宣言の経験があったからではないか、と思います。マスクにはじまり、トイレットペーパー、保存のきく食料、消毒液が店から姿を消し、最近では消毒液や、ビニール袋も品薄になりました(これはレジ袋の有料化が影響しているのかな?)そしてこの台風に備えて、スーパーやホームセンターで食料や防災グッズがなくなったと聞いています。

 

台風は数日後に来ることが想定されていたので、ある程度余裕を持って対策を取ることができたと思います。でも地震はそうもいかないですね。いつきてもいいように備えておく必要がある、と思います。

 

さて、台風ほど「来る」ことが分かるわけではないけど、地震ほど突発的でもない。

でも、ある程度想定がついて、備えておくべきことがわかっていることを、一つ思い浮かべました。それは「学校教育」です。

 

これだけ「備えておく」ことへの意識が高まっている中、学校は相変わらず今までどおりだな、と思います。いや、それ以下かもしれません。秋冬に「備えている」か、また、これから5年、10年先に「備えた」教育をしているか、といえば「全然してない」と答える先生が多いでしょう。

 

今、学校でやっていることって、いったい何に備えているんだろうな、と思います。

教科書の内容をただ、なぞっていればそれでいいんでしょうか。

言葉悪いですが、「教科書を教えること」で思考が止まってしまって、その先がない。

さらに今年は、行事やレクレーションがない。それで補われていたことへのしわ寄せが、そろそろ来るのでは。一人一台だって、新しい学習指導要領だって、結局目的は同じなのに、

根本が変わらなかったら、ただの負担でしかない。

 

 

アップデートどころじゃない。そんな気がします。