超過勤務
教師の仕事には、
「力を注ぐこと」
「できる限りすること」
「形だけ整えること」
「手をぬくこと」
「やらないこと」
があると思います。もちろんこれは、どんな職種にも言えることかと思います。
ただ、教員の仕事が増え続けているという現状では、仕事に優先順位や力の注ぎ方のバランスを取らなければ、いくら時間があっても足りないでしょう。今年度から以下のように超過勤務を「月45時間」までとしています。月45時間というのは、朝1時間、放課後1時間仕事をしたら、すぐに45時間を超えてしまうでしょう。私も10月の超過勤務は、記録した分だけでも、45時間を超えていました。担任を持たず「それなりに」仕事のバランスをとっているのにもかかわらず、です。
管理職や教育委員会は、月45時間以下にするために、対策をとるでしょう。
しかし、そんなにすぐに変えることができない。結局、以下のようなことが起こるんだろうな、と思います。
「月45時間以下」を「形だけを整える」ことで留まっていたら、何も変わらないんだろうな、と思います。ここに本気で「力を注ぐ」のであれば、先生たちの意識を改革しないといけない。果たして誰が時間をかけて仕事をしている人に対して、「それ、無駄です」と言えるのか。私だったら言えません。
教師の仕事は「力を注ぐ」部分が本当に多様です。
私なら力を注ぐ部分も、やらない方だっていますし、
私なら手をぬく部分を、力を注ぐ方だっています。
本当にやっかいな言葉は「子どもたちのため」
誰だって「子どもたちのため」だからこそ、「力を注ぐ」
しかし、「本当にそれは子どもたちのためになっているか」という検証は、あまりない。
だから、それぞれバラバラの「子どもたちのため」が積もっていって、結局「月45時間以下なんて無理」となるのだと思います。
ま、もし管理職に「月45時間以下の超過勤務のために何をすればいいか」と聞かれたら
「校内研究をやめましょう」と言いますね。
心の中で。