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超過勤務

教師の仕事には、

 

「力を注ぐこと」

「できる限りすること」

「形だけ整えること」

「手をぬくこと」

「やらないこと」

 

があると思います。もちろんこれは、どんな職種にも言えることかと思います。

ただ、教員の仕事が増え続けているという現状では、仕事に優先順位や力の注ぎ方のバランスを取らなければ、いくら時間があっても足りないでしょう。今年度から以下のように超過勤務を「月45時間」までとしています。月45時間というのは、朝1時間、放課後1時間仕事をしたら、すぐに45時間を超えてしまうでしょう。私も10月の超過勤務は、記録した分だけでも、45時間を超えていました。担任を持たず「それなりに」仕事のバランスをとっているのにもかかわらず、です。

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/03/08/1412993_5_1.pdf

管理職や教育委員会は、月45時間以下にするために、対策をとるでしょう。

しかし、そんなにすぐに変えることができない。結局、以下のようなことが起こるんだろうな、と思います。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

「月45時間以下」を「形だけを整える」ことで留まっていたら、何も変わらないんだろうな、と思います。ここに本気で「力を注ぐ」のであれば、先生たちの意識を改革しないといけない。果たして誰が時間をかけて仕事をしている人に対して、「それ、無駄です」と言えるのか。私だったら言えません。

 

 

教師の仕事は「力を注ぐ」部分が本当に多様です。

私なら力を注ぐ部分も、やらない方だっていますし、

私なら手をぬく部分を、力を注ぐ方だっています。

 

 

本当にやっかいな言葉は「子どもたちのため」

 

 

誰だって「子どもたちのため」だからこそ、「力を注ぐ」

 

しかし、「本当にそれは子どもたちのためになっているか」という検証は、あまりない。

だから、それぞれバラバラの「子どもたちのため」が積もっていって、結局「月45時間以下なんて無理」となるのだと思います。

 

 

ま、もし管理職に「月45時間以下の超過勤務のために何をすればいいか」と聞かれたら

「校内研究をやめましょう」と言いますね。

心の中で。