目指してきたのは職員室の・・・
一人一台端末導入がはじまったと、報道がありました
私の勤務する学校でも、導入がほぼ終わり、もう「活用」がはじまっています。
「○○をやってみた!」
「これはどうするの?」
「○○やってみよう!」
最近、放課後にそんな学び合う声が聞こえます。
職員室のクラスルームに、投稿してくれる先生が増えてきました。
私が思いもしないようなアイデアや実践、注意すべき点が挙げられています。
毎日、どんな発信があるのか楽しみになってきました。
仕方のない面もあると思うのですが、今までは学年、学級の中に実践が「閉じて」いました。
しかし、ICTの導入と活用によって、職員間に学び合いが生まれ、今までになかった「実践の共有」ができるようになりました。分からないことは、近くの人に聞いて解決し、誰かのアイデアはどんどん真似て、使っていく。そんなことが日々行われています。
結局それは、各学級の子どもたちによい影響を与えていくはずです。
さらに理想をいえば、授業そのもの、教育活動全体がよりよくなっていく、と思います。
これ、まさにこれです。
私が目指してきた職員室の姿です。
ICTをフルに活用した授業とか、最大の目的ではありません。
職員室が変わり、教師が変わり、子どもが変わること。それが、一人一台端末がきっかけで
起こるのではないか、という希望を持ってこの数ヶ月頑張ってきました。
「おにさんのおかげで」
「おにさんのリーダーシップがあったから」
「研修がとてもわかりやすくて」
そいう言葉も自分にとってとても励みになります。
不思議なもので、この数ヶ月にかけてきた時間と労力はとても大きかったはずなのに、
職員室の雰囲気が変わるのはあっという間でした。
テレビ報道されているのは、ちょっと悔しいな、と思ったけど
本来の目的がよりよい学校だから、まあいいかな、と思えます。
さ、これでウカウカしてられない。
私が常に走り続けないと。
語り続けないと。
でも楽しみです。