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Class roomへの道のり・・・

学校での情報伝達って、紙か言葉しかありませんでした。

教室では先生からお便りを通じて情報を発信したり、先生が朝の会や帰りの会で連絡したりします。

 

紙の作成、紙が届かない、紙を紛失する・・・そんなことはザラ。

先生が連絡するために、いちいち集合して、時間をとったのに、聞いていない・・・そんなことはザラ。

 

なんて非効率。

デジタル時代なのに。みんなスマホを使って情報を集め、LINEなどで情報交換しているのに、

紙と言葉のみ。

 

 

そこに登場したのが、Google classルーム

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クラウド上の教室連絡ツールといいますか、教師と生徒がお互いに情報を簡単に共有できるツールです。こんな便利なものはない、と今では思いますが、導入当初は全く利点がわからず、全然活用できていませんでした。やってみないと分からない、ということで職員室classルームを作りました。

 

 

最初は誰も私以外には書き込みません。というより、誰も見ていない・・・笑

誰もみなけりゃ意味がありません。そこでまずは「見てもらう」ためのアイデアを考えました。まずはじめに、養護教諭と事務職員に声をかけました。「先生たちに配布するプリントってよくなくなりますよね・・・」と。

 

そう、養護教諭や事務職員が配る大事なお知らせって、他の紙にすぐに埋もれてしまうのです。でも、classルームにアップしておけば、すぐに見返すことができる。それを力説しました。

 

少しよさを分かっていただき、事務職員の方には何度かアップしてもらいました。でも、まだ多くの方は見てくれません。そこで次に、スマホで見れることを知らせました。

 

これに食いついてくれたのが、校長先生。結構スマホを使う方なので、classルームに書き込みをしてくれるようになりました。私が書き込んだことに対して、コメントをしてくださるようになりました。

 

次に、研修で classルームを開いてもらうようにしました。classルームは、アンケートなどのフォームを共有することができます。classルームを開く→フォームを開くということを何度もしていただき、classルームの存在を知っていただくことにしました。

 

さらに、G suiteに関心のあった先生に声をかけて、学年 classルームを作ってもらうことになりました。「データの共有ができる」ととてもいい反応をいただきました。LINEでグループを作っている学年が多いので、これは結構スムーズでした。

 

それから端末が導入されることになり、担任の先生は自身のclassルームを作ることになりました。子どもたちを招待することになるので、よりclassルームの存在が身近になりました。

そして、私は先生たちにお願いをしました。「実践したこと、気づいたことなんでもいいから、アップしてください」と。

 

それから、先生たちの実践が少しずつアップされるようになりました。

コメントも増えてきて、徐々にclassルームを見る方が増えてきました。

ついに、教務の先生もclassルームに情報を発信するようになり、紙や言葉からの脱却が

起こりつつあります。なんといっても、周知しやすい。これにつきます。

 

 

それにしても、ここまでの道のりは長かった。

classルームを機能させるには、多くの働きかけが必要かと思います。

それは学級担任のclassルームも同じです。

 

私が担当している授業のclassルームは子どもたちの発信がバンバン行われていますが、

他のクラスではほとんど書き込みはないようです。(私が副担任で入っているため、分かる)

どのように活用するのか分からないのか、子どもたちに書き込ませようとも思わないのか、

禁じているのか分かりませんが、コミュニティツールだから、どんどん先生の目の前で使わせればいいのになあ、と思います。

 

いずれにしても、まだまだこれから。