教師の資質・能力とはいうけれど
教師の資質・能力
よく聞く言葉だけど、いったい何だろうな、と思います。
答えられる人、いるんだろうか。幅広すぎだよね。
先日、「優秀な人材を教員として確保する」って記事を読んだけど、
学生時代から、教師に向いている「優秀な人材」っているの?
その人材を生かせるだけの土壌が、学校現場、職員室にあるの?
いまや、大きな顔をして研修とか推進とか行っている私は、採用試験に全然受からなかったですが??
さて、前おきが長くなりましたが、私が考える教師の「資質・能力」って
「子どもの成長を喜べる」人ではないか、と思います。
で、私が出会ってきた学校の先生は、見えやすい方、見えにくい方はもちろいますが、大抵持ち合わせていると思います。
行事だったり、研究授業だったり、「見えやすい」子どもの成長、
ちょっとした場面での子どもの成長、
年度をまたごした子どもの成長、
なんだかんだ、そのような話ができることが、教師の「資質・能力」ではないか、と思います。
だから、特殊なことでもないし、「優秀」でもない。
私自身も、いったい自分が何をやっているのか、分からなくなる時があります。
自分のエゴで教育活動をしていることもあります。
「子どものために」と言いながら、「子どものためになっていない」こともたくさんあると思います。
でも、目の前の子どもが何かしら成長して、時に涙を流しながら喜べるって、この仕事の醍醐味ではないか、と思います。
今年度、僕にできたこと、やろうとしてきたことの根源はここかもしれません。
一年間が終わろうとしています。