みんな○○○○に関心がある
本屋をウロウロするのが好きな私。
売れている本のコーナーに行って、その本を読むということはよくあります。
今回読んだのがこの本「人は話し方が9割」
読んでみて思ったことは・・・
なんだ、今まで読んだ本に書いてあることばっかりじゃん
でした。真新しいことはほとんどなく、「焼き直し」とも言える内容です。
なのにこの本がたくさん売れるということは、多くの人が人との「人間関係」に関心があるんだと思います。私もその一人。できるだけ、周りとよりよく関わりたい。だからこのようなハウツー本はよく読んでいます。
そもそもこのような本を読むようになったのは、大学生の時。
理由は単純です。
「女性のことを理解したい」
でした。男子校で過ごし、兄弟も男ばかり。女性の友人も少ない私にとって、女性とどうやって関わればいいか、本当に分かりませんでした。特に、アルバイトをしていた時の、年下の女性との関わり方。それまでの感覚で関わっていたら、間違いなく嫌われる。そのような認識はありました。
この人「ゆうきゆう」さんの書いた本を読んでいた記憶があります。
そして、その本の通りに実践をしていました。
すると、「おにさんって、話しやすいですよね」と言われることが増えました。
ああなるほど、こうやって「工夫して」関わればいいんだ、とわかりました。
それ以降も、「人間関係」に関わる本は結構読みました。
結局、人間関係の本にみんな関心があるし、よく売れるんだろうなと思います。
そして、書いてある内容は、だいたい同じ。特に多いのが「聞き上手は話し上手」ということ。20代の前半に、そのような「スキル」を意識して行うことができるようになったので、
あえて「話を聞く」ことができるようになりましたが、ある時期から「なんで自分ばっかり、こんなに気をつけているんだろう」と思うようになり、必要がなければ、自由に振舞うようになりました。
アドラー心理学が流行したのも、そのような人が増えたからかもしれません。またそのうちブームがくるでしょうね。同じなので。
幸い、女性のことを理解しよう、と考えていたことは「理解しがたい相手とどのように関わろう」と意識することにつながったと思います。そして今ではそれが保護者、同僚、子どもと関わる上で欠かせない心がけ、スキルになっています。人間関係は「科学」であり、教育も「科学」何にも意識しないで行うのは、素人でもできる。プロなら、意識して人間関係を形成する必要があるな、と思います。