学校現場から離れてみて
勤務する自治体は、今日が始業式。
新しいクラス、新しい先生、新しい友達・・・大人も子どももワクワクしていることでしょう。学校では、新しい一年がスタートします。
一方、学校から離れた私の仕事には、「始業式」の雰囲気は全くありません。
淡々と、いつも1日がはじまります。
子どものいない生活は寂しいものかと思ったけど、意外とそんなに感じませんでした。おそらく、思い残すことなく、お別れをすることができたからだと思います。子どもとも、学校の先生の仕事とも。
新しい仕事は、刺激にあふれています。
毎日、いろいろな学びがあります。
これからどんな仕事を行うか、楽しみになってきます。
そして何より、定時スタート、定時退勤です。
おかげで朝はゆっくり過ごすことができるし、帰宅したからも家族とゆっくり過ごし、
夜も自由な時間があります。早速オンライン英会話を復活しました。
いわゆる「ホワイト」な生活をしています。
これでいいのか、と思ってしまうけど、この生活の方が「正常」なんだと思います。
残念ながら、学校の教師の仕事は「異常」です。
非合理的で理不尽なことばかり。
最近、私のTwitterのタイムラインは、教員初任者や若手の「嘆き」が溢れています。
おそらくやり場のない想いがあるのでしょう。ま、それをつぶやけば、注目されやすいというのもあるんでしょうけどね。まあ、その流れにのっかるつもりはまるでないのですが、目にする機会が多くなってきたので、一言。
教員なんてとっとと見切りつけて、別の仕事した方がいいんじゃないかな。「ホワイト」な仕事は探せばあるんじゃないですか。私は今「ホワイト」な仕事をしていますが、毎日健康的で楽しく仕事しています。この生活を望むなら、文科省とか教育委員会とか同僚とか上司に文句言うよりも、教員なんて辞めましょう。これからもっと忙しく大変になるのは間違いないから。
そんなこと言っている僕も数年後学校現場に戻った後、ついていけずに辞めるかもしれません。なんといっても子どもとの関わりが「やりがい」なわけですが、その「やりがい」をも超える理不尽と非合理的なことばかりだからね、教師の仕事は。