学校の先生ってやっぱり大変だよ
学校の先生が、他の業種に比べて離職率が低いって話を聞いたけど、
それってただ単に「辞めないような人」が多いだけなんじゃないかなって思う。
僕は十分他の業種よりも大変だと思う。
少なくとも、僕が知る限りの業種と比べて、だけど。
その中でも何が大変かというと、30人の子達を一日中相手しつつ、
授業をして、保護者対応して、研修して、校務分掌として・・・という
あまりにもマルチタスクすぎるところ。
一つ付け加えておけば、僕は子どもの力を借りるし、ある程度仕事の軽重をつけられるから
困ることはずいぶん減ったけど、やっぱり急に想定外なことがおこるのが、学校や教室。
ただのワガママかと思っていたら、本当に体調が悪かったりとか
たいした怪我じゃないとか思っていたら、骨が折れていたりとか、そんなことはよくあるし
子どもの悩みだけでなく、親の悩みまで聞かないといけない。
常に緊張状態にいるから、子どもたちに対していつも寛容でいられるわけでもなく、
時に思わぬことを言ってしまったり、何気なく言ったことが後からクレームになったりする。
今書いたことはすべて含めて「学校の教員の仕事」だから受け入れないといけないんだけど、
さらにこれに、仕事を増やしまくる文科省、教育委員会、管理職・・・とくるともう大変です。
もちろん、子どもの成長を見られることや「担任の先生」でいることは何にも変えられないやりがいになるし、それが「辞めない」理由の一つではないかと思います。
とはいえ、大変大変と言っても、すべてが認められるものかと言えばそうではなくて、
やっぱり教師とはいえども、常に学び続けないといけないし、自分のあり方を常に自問自答しないといけない。体罰とか暴言でニュースになる教員がよくいるけど、その予備軍なんて
ゴマンといると思う。そして、自分がその予備軍にいることに気づいていない。それは僕も入っていると思っている。いつのまにか傲慢になってしまう仕事でもあるんだ。
これらすべての「ベター」な解決方法は、『学び合い』しかないんだけど、なかなか簡単にはいかないのが今日この頃。今はじっと我慢するしかない。我慢しながらも、動く。それくらい元気になりました。