不安な気持ちも分かる
週末、妻と私、それぞれワクチンを打ちました。妻は1回目、私は2回目です。
私よりも早く2回目のワクチンを打った方の話を聞いていると、どうやらほとんどの人が副反応が出て、かなり苦しんだようです。
これにはさすがに私も躊躇しました。
ほぼ確定で苦しむことを敢えてするなんて
それ以上に得られるものがなければ気持ちに踏ん切りがつかないでしょう。
もちろん、新型コロナに感染しにくい、重症化しにくいことを得られるわけですが、コロナで苦しんだ経験がないので、目の前の副反応の方が不安になります。
私なりに情報を集めて、今回接種するワクチンがmRNAワクチンがどのような仕組みで、
どれくらい効果があるかは素人なりに理解しました。ワクチンを打つことと、新型コロナにかかることを天秤にかけて、ワクチンの方が全然いい、と思いましたが、私の妻を含めて、わり「不安」を感じる人もいるようです。
その「不安」は、遺伝情報が書き換えられるとか、不妊になるとか、そういう「デマ」を繰り返し目にするからが一因でもあるようなのですが、実際に副反応の話を周りから聞くと、やっぱり不安になるのはわかります。
ワクチンを打つことで、感染を防いだり、重症化を防ぐことになるのはわかっています。
しかし、その恩恵に預かっているかどうかはわからないままです。なにせ、感染しづらくなるんですから。
でも、今の状況をかえるのは、ワクチンを打つ人が増えるしかない、というのも分かります。
だから、もう少し分かりやすい形で「恩恵」があればな、と思います。
簡単なことでいえば、「外でマスクをしなくていいですよ」とか。
元々、外でマスクをつけている必要は「そんなに」ないはずです。もちろん、リスクはゼロではないけれど、飛沫が飛ぶわけでも、大量に吸収するわけでもないから、リスクは相当低いはずです。でも、周りがマスクをしているし、ワクチンを打っても完全に防ぐわけじゃないから、というメッセージが時々聞くので、マスクを外すことは今のところできません。
他にも、ずっと会えなかった祖父母に会えるとか
飲食店にいけるようになるとか
そういうことができるようになる=ワクチンを打つ
というメッセージを出してもらえさえすれば、この不安を乗り越えた甲斐があった、と思うのではないか、と思います。今のままでは「打ち損」に感じる人もいるでしょう。
さて、私はワクチンを打って48時間経過して、思ったよりも副反応が起きませんでした。
少数派だと思います。副反応が出た人の話を聞いていたら、3回目なんて打つ気にはならないと思います。そろそろ「出口」を示してもらわないと、「諦めない」とはなかなか思えないですね。