「学びを止めない」なら、本当に「学び」を止めるなよ
「つながりを絶やさない」
ならよかったのにね。それなら、オンラインで繋げばいいんだから。
昨年はそれすらもできなかったんだから、大きな進歩だよ。
でも、今のスローガンは「学びを止めない」「学びを保証する」なんですね。
へえ。本当に「学び」を「止めない」なら、本当にやらないとね。
「学び」を「保証する」なら、本当にやらないとね。
まず、大前提。今の学校の授業は「学びを止めてない」のか。
今の学校の授業は「学びを保証」しているのか。
じゃ、なんで学力低下とか言われんの。
なんで、学力差が生じるの。
なんで不登校の子がいるの。
なんで塾通いがいるの。
学校は、「学びは止めてない」ですよね。
「学びを保証している」んですよね。
ちがうじゃん。
そんな授業をオンラインで繋いだところで、「学びを止めない」ことも「学びを保証する」こともできるはずない。黒板の文字は見えにくいし、音もいろんな音を拾って聞き取りにくい。
そんなものを「学びを止めない」「学びを保証する」って言っちゃうんですね。子どもはもちろん、親はがっくりきますよ。「学びを保証してくれるって言ってるのに・・・」と失望するか、憤慨するかもしれないですね。
さらには、学級の実態とか先生の実態が丸わかり。これは悲惨ですね。
見なくてもいい情報まで受け取ってしまう。もしかしたら、それだけを切り取られて、
保護者からクレームになるかもしれないですね。
結局、「学びを止めない」ことも、「学びを保証すること」も本気で目指していない。
止めないのは、学校の先生主体の授業で、保証しているのは先生の進める授業。
でもこんなのは、十数年前から問題になっていたはずなんですよ。だって、上に書いたみたいに、学力低下、学力差、不登校、塾通いがいたんだから。でも、露呈しなかったんですよね。
見えなかったし、問題にしなかったから。でも、今は違う。もう隠せなくなった。
さあ、今こそ変わるべき時なのか。
変わらないまま、ごまかしながら続けていくのか。
やめるのか。
ま、十中八九ごまかすんだろうけど。
僕はやだな。有言実行したいから。