飛び込みで教室に入って気づくこと
飛び込みで教室に入ると、いろんなことが目につきます。
おそらく「目につく」ことが、自分の教育観に関わる部分なんだろうな、と思います。
たとえば、チャイムが鳴っても教室をウロウロしたり、授業とは関係ないことをしたりしている子たちを見ると気になります。
その子たちにとって、チャイムというのは別に関係ないのです。周りが学習をはじめてから動き出したり「片付けよう」と教師や周りから声をかけてから動き出したりします。いつかは間に合うと思っているから、そういう行動をするんだと思います。
結局、その子たちが授業を受ける準備が整ってから、教師は話し出さないといけなくなります。なぜなら、指示や説明が通らなくなるからです。準備ができていない子がいる中で話し出しても、後から「これどうするんですか」と聞いてきたり、全然関係のないことをしたりすることになります。
だから、僕はチャイムや時間は徹底します。僕自身が中途半端に授業したくないというのもあるのですが、何よりチャイムを守っている子たちの学習時間が削がれるからです。
これって、僕にとっては当たり前の考え方だと思っていたのですが、教師によって結構違います。だから飛び込みで教室に入った時にすぐに気になることの一つなのです。そして、会議の時間に間に合わなかったり、提出物の期限に遅れたりする教師もいます。
不思議なものですが、これが現実です。
これから先は、飛び込みで教室に入ったり、授業をしたりすることもあるでしょう。
その際に、自分の教育観とは異なる教師や、子どもたちに対して違和感を感じるばかりではなく、ひとまずは受容して、自分が何をすれば一番ベターなのかを考えたいと思います。