公立学校には、いろんな子がいます。
学校に来て、好き勝手に振る舞う子もいます。
周りとトラブルを起こし続ける子もいます。
教室を飛び出す子、暴れる子、学校に来れない子がいます。
そのような子たちを含めて、教育をしていかないといけません。
しかし、簡単にはいかない。
子どもの行動の背景には、家庭環境、保護者の影響があります。
子ども自身が持っている特性の影響もあります。
しかし、そこで匙を投げてはいけない。
学校で何ができるのか。
どのようにその子たちを含めた教育を行うのか。
公立学校の教員が常に考え続けないといけないことです。
先生の言うことをよく聞いて、問題は起こさず、真面目に座って勉強する
そんな子たちを担任したら、楽だと思います。悩むこともほとんどない。
できることなら、気持ちよく教員として過ごしたい。多くの方が思うことでしょう。
それをかき乱す子がいたら、気分がいいはずありません。
でも、やっぱり忘れてはいけないと思います。
公立学校の教員として、誰一人見捨ててはいけない、ということを。
子どもを学校が見捨てれば、社会が見捨てているのと同じ。
公立学校は、どんな子たちでも受け入れて育てないといけない。
現実と理想の葛藤はありますが、改めて自分に言い聞かせないといけないことだと思います。
立花高校の創設者、安倍清美氏の言葉です。