おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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教師生活十数年、願ってきたこと。

偉そうに言えるほど、立派な言動はできていないけど
やっぱり僕は1人も見捨てたくないし、どんな子でも成長を願いたい。
子どもが勉強をしたくないのには、何かしらの理由があるだろうし
子どもが教室にいられないのには、それなりに理由がある。

いつか担任したあの子は、自分からどんどん勉強するようになって、
テストで90点以上連発するようになったし、いつか担任したあの子は、落ち着いて教室で過ごすようになって、異彩な能力を発揮した。

僕は、その子たちから多くを学んだ。教師が「正しい」と思い込んでいること、教師や親を含めた大人が作っている仕組み自体に問題があるということを。だから一つひとつそれらを外していく作業が必要。でもそれは時間がかかるし、根気もいる。すぐに結果が出るわけじゃないから、悩みはつきないし、気持ちがブレる。

ついつい周りに流されて子どもや親や地域のせいにしてしまうこともある。そんな時は「おまえは何がしたいんだ」「変えられるのは自分だけ」と言い聞かせる。「きっとできる」と信じて見守れば、子どもは変わる。いや、もしかしたら「変わったのは」大人の方で、子どもは「本来の姿に戻っただけ」の方が表現として合っているのかもしれない。

思い出せば出すほど、関わってきた子どもや保護者の方に「すいませんでした」と言わなければいけないような、教師生活。でもやっぱり「1人も見捨てたくない」「どんな子でも成長を願いたい」というのはブレていなかったように思うし、これからもそうでありたい。

そんな朝。