自分のことが分からない
小学生くらいの時から自覚はあるのですが、
僕は集団の中でカーストの上位になることはありませんでした。
小学生の頃のカースト上位の子って「運動ができる」「話が面白い」で
中学生の頃だと「ケンカが強い」「体格や態度が大きい」「話が面白い」などが
挙げられるのではないかと思います。
私は家庭の影響もあるのですが、話が面白くない小学生だったと思います。
一方で「目立ちたい」という欲求を持っていたと思います。
だからリーダー役をしたり、誰かに強気な態度をとったりすることが多く、
時にはわざと悪ふざけをしたり、人を傷つける言葉を使ったりした記憶があります。
自分自身をメタ認知できていなからこそ、そのような言動をしていたと思います。
だいたい自分のことを理解できるようになってきたのは、中学生、高校生どころか
大学生になってもまだ分かっていなかったように思います。
つまり、自分のことを理解できるようになるって、
相当な時間がかかるんだと自分自身の経験だけですが、考えています。
だから、普段僕が関わっている小学生の子どもたちは、自分のことが分かっていなくて当たり前。「なんでそんなことするの?」「どうしたいの?」と問われても答えられない。まだ言語化できていないから。
でも「なぜ自分はそのような言動をしたのか」「自分はどうしたかったのか」を立ち止まって考えることが、すぐには難しくても、自分自身を理解し、自分に合った行動できるようになっていくのではないかと思います。
学校の教員をしていると、そんなことまで忘れて「・・・すべき」と言ってしまう。自分だって分かっていなかった。そう思って「教える」「考える機会」を与えていく必要があよな、と思います。