授業のエンタメ化・コンビニ化
とても考えさせられたツイートを見かけました。
最近僕が感じるのは授業のエンタメ化とコンビニ化だ。
— furu-t(N.Furuta) (@furu__t) December 28, 2022
エンタメの価値は面白いかどうかで決まる。コンビニの価値は手軽かどうかで決まる。
でも本来「学び」ってそれとは真逆のものだ。面白くないことに価値があり、深く掘り進めた先にこそ真理がある。
僕が感じるこの流れは止まらないのだろうか?
発信者のfuru-tさんが考えている「エンタメ化」と「コンビニ化」が具体的にどのようなものを言っているのかは分かりませんが、私なりに想像したのが「ICTを活用した授業」です。
「エンタメ化」でいえば、kahoot!を使った授業
「コンビニ化」でいえば、YoutubeやNHK for schoolなどの動画を使った授業
です。SNSで時々見かけるし、GIGAスクール関連の情報にも時々登場します。
確かに、Kahoot!は盛り上がるし、動画を使った授業は準備がいらず、楽です。
しかし、どちらも学びとして「浅い」と思うので、多用することはありません。
あくまでも「必要に応じて」「補助」のつもりです。
とはいえ、私自身も若い頃、「子どもが盛り上がる実践」「すぐに取りれられそうな実践」に
飛びつき、教室で試していたこともあります。
ICTの活用推進は国をあげての流れですし、
教員の多忙化解消も喫緊の課題です。
書店に行って最新の教育書をナナメ読みしても、「エンタメ」「コンビニ」的な内容のものが売れるんだろうなと思います。
だから授業の「エンタメ化」「コンビニ化」は致し方ない部分があると思います。
でもそれでは、続かない。
目の前の課題に立ち向かえない。
これまで教員を続けきて何度も感じたことです。
結局、目の前の子どもたちに向き合い、学びの価値を子どもたちに語り、
じっくりゆっくり高め、深めていくしかないんだということが分かりました。
今現在も、掴めたようでつかめない。足りているようで足らない。
それが教育実践だと思います。
そんな私が授業づくりで大事にしているのが
「成長」「かしこさ」「ワクワク」です。
これについてはまた別の記事で書きたいと思います。