なんで学校の先生を続けているの?
ある先生が、人事の関係で学級担任の先生から外れた時、こんなことを言っていました。
「私は、授業がしたいから学校の先生になったのになあ・・・」
この話を聞いた時、私は自分自身にこんなことを問いかけます。
「あれ?自分って授業がしたいから学校の先生になったんだっけ?」
答えは「そうでもないんだけどなあ・・・」です。
授業はやりがいがあります。
楽しさもあります。
難しさもあります。
でも今、授業をしなくても全然気になりません。
なんで学校の先生を続けているの?
子どもが好きだから?
学級担任が楽しいから?
やっぱり授業が楽しいから?
どれも正解だと言えますが、なぜか腑に落ちません。なぜなら、学級担任から離れ、授業をせず、子どもと関わる機会が少なくなっても、そんなに気にならないからです。
もちろん、飛び込みで教室に入って、授業をしたり、子どもと関わる時は、一気に学校の先生モードになれるので、学校の先生自体は好きなんだと思うし、合っているとは思います。でも、そんなにこだわってはいない。
なんで学校の先生を続けているの?
先日、とある方から教頭試験の受験を勧められました。その方は「勧められた時に受けた方がいい」と言います。僕は勧めて頂いたことに対して感謝を述べ、丁重にお断りしました。
決して自分は昇進をしたいわけではないし、
管理職をしたいわけではないんだと思います。
じゃあ何がしたいんだ?
なんで学校の先生を続けているの?
一つだけ言えることがあります。
学級担任は、心が動く
心が動くというのは、
音楽をしている時
子どもと心のつながりができたとき
何が一つのプロジェクトが達成されたとき
そんな時に心が動くように思います。
学級担任は大変なことも多いですが、見返りも大きい。
つまり私は、自分の心が動く仕事をしたいんだと思います。
そして、学校の先生は、その条件が揃っている。しかも生活を続けられるレベルのお給料もいただける。
ならなぜ、学級担任をしなくても学校の先生を続けられるのか、というと
心が動く仕事というのは、決して学級担任でなくても、できるということなんだと思います。
学校運営に携わり、多くの同僚や子どもたちにとってよりよい学校生活を築いていく。
これが僕にとって今一番のやりがいであり、心が動くことなんだと思います。
さて、長々と自分のことを書いてきたわけですが、
ここまで読んでくださった方、あなたはどうして今の仕事を続けているのですか。
定期的に自分自身に問うて言語化してみると結構いいですよ。