【メモ】空気を読む難しさ
まだ20代の頃。はじめて宿泊学習に行った時のことです。
先輩から「もっと空気を読んで動きなさい」と注意を受けました。
私が、子どもたちとワイワイ話して、必要な動きをしていなかったためだと思います。
最初はムッとしましたが、反発しても意味がないので、周りを見渡し、先輩たちの様子を見ながら行動するようにしました。
確かに、先輩がいうように宿泊学習のような行事関係は先回りして行動する必要があります。
バスから降りた後の誘導
お風呂に入る子どもたちの見守りと、部屋の見守り
食事の準備と片付け
体験活動の対応と見守り
教員1人が何かしらの対応をしていたら、別の場所の対応を臨機応変にする必要があるし
何か怪我やトラブルがあれば、別の教員と連携する必要があります。
子どもたちが安全に生活し、活動を行うためには気を張っておく必要があります。
子どもと一緒に楽しんでいた僕を見た先輩はイライラしたんでしょう。
しかし。知らないものは知らないのです。
「空気を読め」と言われても何のことなのかわからないのです。
これは数年後、学年主任になって宿泊研修にいった時、若い先生たちの言動をみてやっとわかりました。
僕ばかり動いて、若い人たちは全然動きません。子どもたちとワイワイしています。
ああ、先輩はこのような姿をみてイライラしたんだろうなとやっとわかりました。
それからさらに数年。
あらかじめ、宿泊研修にいくときに、教員一人一人がどこでどんな行動をするか決めていなかったことが「空気を読む」ができなかった
原因だったということをわかりました。何年も、何回も宿泊研修に行っている教員は頭の中でどこでどんな行動をするのか想定がつくけど、
そうでない教員はわからない。だから、事前に確認しておく必要があるということがわかりました。
それならば、今年はやってやろうと思います。
10年前。「空気を読め」と言われずに済むための行動を起こしたいと思います。