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#37 僕は受けませんよ。

管理職試験は受けません。
放課後の研修会には参加しません。

 

今年度、所属校の校長に伝えたことです。
色々と説得して頂きましたが、どれも僕の心に響くものではありませんでした。

 

心身健康でいること
家庭と仕事の両立をすること

 

僕が大事にしていることはこれだけです。
しかし今の私でも想像がつきます。もし管理職(教頭)になれば、この二つを保つことは難しいでしょう。

 

私が昨年度ご一緒させて頂いた教頭先生は、退職されました。

とても良い方でした。教務一年目、担任兼務を乗り越えることができたのは、その教頭先生のおかげです。

まだご家族を養わなければならない立場なのに、退職を選択されるというのは余程だったんだろうなと思います。

そして、その退職の保証を誰かがするかといえばできないし、誰かが責任を取るかといえばできません。

つまり、すべての責任を自分で負ったわけです。

 

今の私にそんなことができる心意気はありません。
自分の心身と家族が大事です。


「あなたの世代が管理職にならなかったら、次の世代を学校教育を誰が担うんだ」のようなことを校長は言っていましたが、

「今の教頭職は次の世代が担いたい役職ですか」と内心思いました。

 

今現在、校長をされている方は、教頭・副校長時代に相当な苦労をして乗り越えられてきた方々でしょう。

皆さん、どう考えているかは知りませんが、同じような苦労を教頭・副校長にさせることが、これからの時代の学校教育を創っていくとは思えません。負の連鎖です。小さな抵抗かもしれませんが、私のように「受けません」という人が増えてはじめて、管理職候補不足がおき、課題意識が出てくるのではないかと思います。

 

放課後の研修会もそうです。近隣の学校11校の教務が参加しているそうですが、参加していないのは私だけだそうです。

2ヶ月に一回、18時半から行われる研修に半強制的に参加させられることに、「おかしい」という態度を「参加しません」と

示す時ではないかと思います。

 

長々と書きましたが、ひとまず今年度は「受けません」で終わりました。

来年度もまた「受けません」を言うために時間と労力を使いそうですが、大事なものを守るために戦います。

根比べです。「あいつにいくら言っても無駄」と諦めてもらうまで断り続けます。