おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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悔しい。でも腐らない。

仕事のミスや、自分の力不足で、クレームをもらったり、注意を受けたりするなら

まだ納得できます。

 

しかし、自分の仕事でもないのに、理不尽なことを言われたらさすがに納得いきません。

 

「なんで俺がそんなこと言われなきゃいけないんだ」

「一生懸命、フォローをしているのにそりゃないだろ」

「自分で見てくれよそれくらい」

 

そんなことを思いますが

それぞれ余裕がないからそんなことが起きるんだろうな、とも思います。

 

悔しい。

 

でも、事情をわかってもらおうとしてもあまり意味がなさそうだし

対決したらもっと意味がない。

 

自分の気持ちのコントロールだけでなんとかなるんだったら、切り替えてしまった方が得策だな、とサウナに行って感じました。

 

焦らず、腐らず、したたかに。

 

 

でも、やっぱり言いたい。

負けるかコノヤロー!!!!!

教師生活十数年、願ってきたこと。

偉そうに言えるほど、立派な言動はできていないけど
やっぱり僕は1人も見捨てたくないし、どんな子でも成長を願いたい。
子どもが勉強をしたくないのには、何かしらの理由があるだろうし
子どもが教室にいられないのには、それなりに理由がある。

いつか担任したあの子は、自分からどんどん勉強するようになって、
テストで90点以上連発するようになったし、いつか担任したあの子は、落ち着いて教室で過ごすようになって、異彩な能力を発揮した。

僕は、その子たちから多くを学んだ。教師が「正しい」と思い込んでいること、教師や親を含めた大人が作っている仕組み自体に問題があるということを。だから一つひとつそれらを外していく作業が必要。でもそれは時間がかかるし、根気もいる。すぐに結果が出るわけじゃないから、悩みはつきないし、気持ちがブレる。

ついつい周りに流されて子どもや親や地域のせいにしてしまうこともある。そんな時は「おまえは何がしたいんだ」「変えられるのは自分だけ」と言い聞かせる。「きっとできる」と信じて見守れば、子どもは変わる。いや、もしかしたら「変わったのは」大人の方で、子どもは「本来の姿に戻っただけ」の方が表現として合っているのかもしれない。

思い出せば出すほど、関わってきた子どもや保護者の方に「すいませんでした」と言わなければいけないような、教師生活。でもやっぱり「1人も見捨てたくない」「どんな子でも成長を願いたい」というのはブレていなかったように思うし、これからもそうでありたい。

そんな朝。

学校の【呪い】を解こう

 

学校にはいくつか【呪い】があると思います。

【呪い】というのは、学校の中で浸透し、子どもや保護者、教員など多くの人を苦しませているのに、疑うことなく続いている行事や慣習です。

 

その中の一つに「宿題」があると私は考えます。

私は今まで学校における「宿題」についてこのブログで何度か書いてきました。

f-manabiai.hatenablog.com

今でこそ私は宿題の【呪い】から解放され「宿題なんてなくていい」「宿題を見直すべき」と考えています。そして、自分自身も担任時代の最後の方に実践をしました。

 

「宿題」は私の知る限り「教員が子どもに放課後に課す、強制的な訓練」と捉えています。

そして、宿題は毎日課され、取り組んでいなければ、翌日に教員から指摘を受け、場合によっては休み時間等を潰されて取り組むことになります。

 

休み時間が潰れる→学校つまらない→勉強したくない→宿題がいやだ→勉強が嫌い→宿題したくない→宿題しない→休み時間が潰れる

 

負のループです。

 

【呪い】から解放された身からすれば、子どもが苦しんでまでする課題にいったい何の価値があるのか、こんな課題で学力はつくのか、学習習慣を身につけることはできるのか・・・と思ってしまいますが、私自身もこの【呪い】の中にいた頃は、何としてでも宿題を取り組ませ、

取り組んでない子には叱責を繰り返し、積み上がった課題を学期末に終わらせることに追われていました。

 

 

この【呪い】はとても強力で、周りの教員も同じように考えていること、多くの保護者も願っていること、そして教員自身も経験していること、という条件が重なり、解放されづらくなっています。私も数年かかりました。

 

 

だから「あー宿題の呪いだな」と他人に対して思っても、それをすぐに解放することができないとわかっています。しかし、このままでいいとは思っていません。地道なことですが、対話を繰り返し、少しずつ、少しずつ解放していくしかないでしょう。

 

 

教員不足以上に問題なこと

「教員不足」がメディア上で話題になることが増えたように思います。

 

確かに、数年前に比べて「先生が足りない」という声を、いろんな学校から聞くようになりました。しかし、それは数年前から起こっていたこと。いよいよどうにもならなくなって、問題として取り上げられてきたんだと思いますが、僕はそれ以上に問題なことがあると思います。

 

もはや、マンパワーでどうにかなる事ではない

 

教員があと一人、あと二人増えると、学校は余裕ができると思います。しかし「学級に入れない」「教室内外でトラブルを起こす」「学校に行けない」という子たちに対応していたら、一人二人では足りません。学校にもよると思いますが、上に挙げたような子たちはこれから先も出てくるでしょうし、どこの学校にもいると思います。マンパワーでどうにかなることではない。

 

ではどうすればいいのか。

意識改革、制度改革しかないと思います。

 

・宿題のような押し付け型の勉強はやめる

・教員がすべて管理する学級経営をやめる

・教員がひたすら話続けるチョーク&トークの授業を変える

・1学級1担任の枠組みをなくす

 

ざっと挙げましたが、数日、数ヶ月程度で変えられるものでもありません。しかし、数年前から教員が足りなくなってきている兆候はあったのに、上記のようなことに目を向けず、何も変えなかったツケが今になって押し寄せてきているに過ぎないと思います。

 

改めて『学び合い』のような実践に目を向けるべき時です。いやもう遅すぎるくらい。僕が教務として教室に入るたびに思います。「『学び合い』だったら、今抱えている問題が改善するのにな」と。

 

とはいえ、それこそ焦ってはダメです。教員不足による影響は毎日起こりますが、じっくり腰を据えて耐える。種をまく。手遅れなのはわかっているけど、やる。

 

 

 

教員の仕事を一つひとつ学ぶ

教務を担当しているので、いろいろなクラスに入ります。

すると、教室環境の違いに気づきます。

一番分かりやすいのが、掲示物です。

 

お便りの掲示

子どもの作品の掲示

学級活動の掲示

 

そのようなものが、どのように掲示されているか先生によって違います。

経験の長い先生の教室は、見やすい。

どこに何が掲示されているか分かりやすいし、きれいに並んでいます。

 

毎日授業があり、教室ではいろんなことが起こるので、なかなか掲示物まで気が回らないものだと思います。僕は担任時代、このような掲示物は、子どもが何かしらの活動をしている時に貼っていることが多かったです。これは、1年目の時に隣のクラスのベテランの先生の動きを見て学びました。

 

その先生は子育てをしながら仕事をしていたので、日々忙しそうにしていましたが、いつのまにか教室の掲示物などが完成していました。それは「隙間時間」に掲示物を貼っていたからだということを、何ヶ月かした後気づきました。

 

その先生にとっては「当たり前」の仕事なのでわざわざ私に教えてくれることはありませんでしたが、当時の僕にとっては重要な仕事術の一つでした。それから、参観や研究授業などの予定を見通して、教室の環境を整備していくことも学び、何年間か教員を続けていく中でできるようになってきました。

 

このようなちょっとした教員の仕事は、一つひとつ学んでいくものだと思います。

先日も、若い先生が保護者からの問い合わせで四苦八苦していました。私にとっては

「そりゃあこう答えればいい。そもそも事前にこうしておけばいい」とすぐにピンときますが

その先生にとっては見当がつかなかったんだと思います。

このようなことも一つひとつ学んでいくことだと思います。

 

 

いつのまにか、中堅の立場になったんだなと思います。

どのように若い先生たちに教えていくのか。僕の一つの課題です。

担任がしたいのか。授業がしたいのか。

担任がしたい

授業がしたい

 

という先輩の話を時々聞きます。

管理職にならずに、学級担任を続けている先輩からも

 

 

「授業がしたいから、担任を続けている」

 

 

という話を聞いたことがあります。

小学校でいえば、学級担任をすれば授業をするのは必然なので、

「担任がしたい」「授業がしたい」という思うことはあまりないとは思いますが

担任から離れて「授業がしたい」と思ったり「担任がしたい」と思ったりするのは、

今担任から離れて、授業をしない身になってみて何となく分かります。

 

 

おそらく、担任をする、授業をするというのは「教師としてのやりがい」を発揮する場

なのではないかと思います。子どもと一番接するし、何が起こるかわからない。

思ってもみないような子どもの発言に驚いたり、準備していた通りに授業が進まず落ち込んだり・・・毎日が試行錯誤の連続です。

 

 

そこに「やりがい」を感じたり「おもしろさ」を感じるから、「担任がしたい」「授業がしたい」と思う方もいるのではないかと思います。

 

 

私は2年前に学校を離れ、担任を離れました。それからずっと担任をしていません。授業もほとんどしていません。それでも「担任がしたい」「授業がしたい」とはあまり思いません。今年度は学校に戻って教務の立場で、授業の補充をしたりしますが、やはり思いません。

 

担任をすること、授業をすることは、やりがいがあるし、楽しいというのはわかっています。

担任をすれば、すぐに学級づくりであれやこれや考えるし、授業をつくるのも頑張ると思います。でも、ないならないでいい。

 

おそらく、僕にとって「それ以上」のものがあるのでしょう。それは「集団における所属感」や「クリエイティブさ」を今の職場、仕事に感じているからだと思います。もちろんそれは、

担任をしていても感じることができるのですが、今の立場ではないとできないことはたくさんあります。例えば、今は学校の行事や研修の計画を立てる仕事をしています。これは担任時代にはできなかったことです。担任時代以上に、周りの同僚とコミュニケーションを取るようになりましたし、僕の関わり方が職場に与える影響の大きさも感じています。

 

結局、どんな仕事、どんな立場であっても、僕は満足するのではないかと思います。

とはいえ、今の仕事、立場をキープできているのも、周りの方々のおかげ、の部分もあります。今の立場でいられること、今の仕事ができることを当たり前と思わず、楽しむことを忘れずに続けていきたいと思います。

 

僕は大丈夫です

1日があっという間に過ぎます。学校内でいろんなことが起こるし、いろんな仕事が降ってきます。

 

例えば昨日は、プールの監視員、子どもの対応、夏休みの教材集計表、生徒指導部会の資料作成、授業研の機材準備をしました。その間に、文書振り分けや、電話応対、業者応対もします。本当は、少し先の仕事もしたいのですが、そこまで手が回らず、後回しです。

 

毎日そんな日々を過ごしているのですが、そこまで疲れてはいません。おそらく、同僚から「仲間」として認めていただいていること、敬意と礼儀を持って接していただいていることが、大きいと思います。そして、上司からも労ってもらっているからだと思います。

 

職場内の同僚から僕はどのように映っているのか分かりませんが「あいつは一生懸命やっている」と思ってもらえるのであれば、幸いです。

 

最近「おに先生、無理しないでくださいね」「おに先生、病気にならないようにしてくださいね」と言われることがあります。僕の働きっぷりが「頑張り過ぎている」と捉えられているのか「無理し過ぎて休まれると困る」なのか分かりませんが、どちらにしても僕はそんなに疲れてはいません。だから「僕は大丈夫ですよ」と応えます。

 

誰かの役に立っていること。学校を、職員室をよりよくする一人でいること。

それが僕が職員集団の中で目指していることであり、それを周りの反応から実感できれば

僕はどこまででも頑張れます。そういう人です。

 

体や心の調子を整える方法は、昨年度、一昨年度で学びました。どんなに日中大変でも、家に帰ってしっかり休み、ほどほどに気分転換ができれば、僕は大丈夫です。

 

今週もいろいろあったけど、ちゃんと終わりました。

今日1日頑張ろう。

750円で幸せになる方法とは

 

僕は、週に1、2回 「750円で幸せ」になっています。

いったいどういうことでしょうか。

 

答えは簡単です。

 

 

サウナに行く

 

です。

 

 

寝る前に、入浴料750円のスーパー銭湯に行き

サウナ→水風呂→外気浴を3セット

帰りに水を500mL飲む。

そして、就寝。

 

ほぼ間違いなく、ぐっすり寝れます。

途中起きることはほとんどないし、朝も気持ちよく目覚めることができます。

「よし、今日も頑張ろう」という気持ちが湧いてきて、幸せな気分になります。

 

ここ数年で強く感じるようになったのが、体の調子と心の調子は連動しているということ。

体が調子よければ、気分もよくなる。

そして「幸せ」という感情は、結局、体の調子がいいから生み出されるのであって、

体が疲れていたら、幸せを感じることは難しくなります。

 

体の調子を整えるために、一番いいのが寝ること。

睡眠不足は、不幸になります。

 

サウナに入ると、普通に寝るより明らかに睡眠の質があがります。

体の調子がよくなり、気分がよくなります。非常にシンプルな仕組みです。

そして僕のいくスーパー銭湯は750円。これくらいの金額で幸せを感じられるなら

安いものだと思っています。

 

 

どんなに高い金額を払って、食事をしたり、遊んだり、物を手に入れようと、

体調が悪ければ幸せを感じることはないでしょう。

体の調子を整えること、サウナに行くこと、とてもシンプルな幸せになる方法です。

公立学校の教員として忘れてはいけないこと

公立学校には、いろんな子がいます。

 

学校に来て、好き勝手に振る舞う子もいます。

周りとトラブルを起こし続ける子もいます。

教室を飛び出す子、暴れる子、学校に来れない子がいます。

 

そのような子たちを含めて、教育をしていかないといけません。

しかし、簡単にはいかない。

子どもの行動の背景には、家庭環境、保護者の影響があります。

子ども自身が持っている特性の影響もあります。

しかし、そこで匙を投げてはいけない。

 

学校で何ができるのか。

どのようにその子たちを含めた教育を行うのか。

公立学校の教員が常に考え続けないといけないことです。

 

先生の言うことをよく聞いて、問題は起こさず、真面目に座って勉強する

 

そんな子たちを担任したら、楽だと思います。悩むこともほとんどない。

できることなら、気持ちよく教員として過ごしたい。多くの方が思うことでしょう。

それをかき乱す子がいたら、気分がいいはずありません。

 

でも、やっぱり忘れてはいけないと思います。

公立学校の教員として、誰一人見捨ててはいけない、ということを。

子どもを学校が見捨てれば、社会が見捨てているのと同じ。

公立学校は、どんな子たちでも受け入れて育てないといけない。

 

現実と理想の葛藤はありますが、改めて自分に言い聞かせないといけないことだと思います。

 

立花高校の創設者、安倍清美氏の言葉です。

【ネタバレ感想】ドラゴンボール世代が映画「スーパヒーロー」を観て思った5つのこと

「映画 ドラゴンボール超 スーパーヒーロー 」を息子と観てきました。

自分が小学生の頃から見ているアニメがいまだに続いていて、小学生になった息子と一緒に

観ているなんて不思議な気分です。

 

さて、今回はドラゴンボールをジャンプ連載時、アニメでも観ていた「ドラゴンボール世代」の私が映画「スーパーヒーロー」観て思った5つのことを書きたいと思います。ネタバレ感想になりますので、まだ観ていない方はご注意ください。

 

 

 

1.レッドリボン軍説明シーンで胸アツ

 

劇中、これまでのレッドリボン軍との関わりが紹介されます。悟空がレッドリボン軍を壊滅させた際に登場したキャラクターや、人造人間が登場してセルを倒すまでのシーンが登場し、胸が熱くなりました。ドラゴンボールを観ていない人への配慮でもあってよかったです。

 

2、最初から最後までピッコロと悟飯がメイン

 

これまで作品のほとんどが、悟空とベジータがメインで、結局悟空が何とかしてしまうのですが、今回は全く蚊帳の外。ピッコロのお茶目さが引き立っていて、師弟・親子関係も強調されています。悟飯を覚醒させるのが、ピッコロの策略というのは映画を観るまで予想がつきませんでした。

 

3.潜在パワー、怒りのパワーがどんどんインフレ。

さすがドラゴンボール、どんどんインフレ。まさかピッコロをパワーアップさせて、変化させるなんて(笑)これまでちょい出だったピッコロがこんなにパワーアップするのは、世代としては面白かったけど、ドラゴンボールで簡単にパワーアップするなら、日々の修行って何なのでしょう。悟飯も怒って、スーパーサイヤ人。また怒って、覚醒。そして、その上。キレすぎ(笑)ブロリーといい、悟飯といい、怒って、パワーアップするのはいいけど、何回キレたらいいの。まあ、ドラゴンボールらしいです。

 

4.なんで第2形態?ああ、そういうことか。

 

ラスボスがまさかのセル。セルマックス。悟飯VSセルの再戦ってことかって思ったけど、セルには理性がなく、巨大化したマシンセルVS巨大化ピッコロだった。悟飯の決め技が親子かめはめ波ではなく、魔貫光殺砲だったのは、師弟色を強くしたからでしょうか。セルマックスは、何で第2形態をモデルにしたのかって劇中ではよく分からなかったけど、最後に自爆することから、原作に合わせたってことで納得。それなら、ラディッツと一緒に共倒れになったシーンと重ねてもよかったけど、さすがにピッコロには当てなかったですね。

 

5.ランキングをつけるなら

 

観ていた子どもも、自分も楽しめました。パンの舞空術やブルマのスキンケアなど、伏線もしっかり回収されていて、よくまとまった作品だったと思う。映画「ドラゴンボール超」をランキングするなら

 

1.スーパーヒーロー

2.ブロリー

3.復活のF

4.神と神

 

かな。「ドラゴンボール世代」の私が映画「スーパーヒーロー」観て思った5つのことを書きました。まだ観ていない方は、ぜひ観てほしいし、観た方がどんな感想を持ったのか知りたいです。